雪国として有名な北陸地方。本州中央部に位置する中部地方のうち、日本海に面する新潟県・富山県・石川県・福井県の4県をさします。沿岸部と内陸部では積雪量に大きな差があり、特に新潟県の越後湯沢・妙高などは豪雪地帯となっています。ウィンタースポーツで人気のスポットですね。
春~夏は晴れる日も多い北陸地方ですが、秋~冬にかけては日照時間が少なく、降水量が多い傾向にあります。特に梅雨時期は、降水量が多くなりますので注意が必要ですね。
そこで今回は北陸地方の2023年の梅雨入り・梅雨明け時期の予想をご紹介します。
北陸地方の2023年の梅雨入り時期を予想!
北陸新幹線の開業が記憶に新しい北陸地方。アクセスがよくなったことで、旅行計画を立てられる方も多いのではないでしょうか。今後は福井県・敦賀までの開業も予定されており、ますます注目が高まりそうですね。日本の風情を感じるスポットを味わうための、北陸地方の2023年の梅雨入り予想をお届けします。
気象庁の1951年~2018年までの過去68年間のデータによると、北陸地方の最も早い梅雨入りは1956年の5月22日、最も遅い梅雨入りは、1958年と1987年の6月28日でした。
そして北陸地方の梅雨入り時期の分布を詳しく見てみると、
・5月下旬(5/21~5/31)に梅雨入りしたのが3回(全体の4%)
・6月上旬(6/1~6/10)に梅雨入りしたのが31回(全体の46%)
・6月中旬(6/11~6/20)に梅雨入りしたのが26回(全体の38%)
・6月下旬(5/21~6/30)に梅雨入りしたのが8回(全体の12%)
となっていて、過去68年間で5月下旬に梅雨入りした年は3回のみであり、とても珍しいことがわかります。
また6月下旬に梅雨入りした年は68年間で8回あり全体の12%となっていますので梅雨入りが遅い年であれば十分ありえると言えますね。
6月上旬に梅雨入りした年は31回で46%、6月中旬に梅雨入りした年は26回で38%となっていますので、わずかですが6月上旬(6/1~6/10)に梅雨入りした年が最も多く約5割程度ということがわかります。
6中旬(6/11~6/20)での梅雨入りも約40%となっており、北陸地方は平年6月12日頃に梅雨入りをしていますので、境目の10日前後には注意が必要かもしれません。梅雨を避けるなら旅行の計画は5月末までが確実ですね。
これらのデータから北陸地方の梅雨入りを予想すると、2023年は6月5日から6月19日くらいになりそうです。
北陸地方の2023年の梅雨明け時期を予想!
言わずと知れた日本三名園の1つ兼六園のある石川県、合掌造りのある集落が世界遺産に登録された五箇山を有する富山県など、屋外の魅力的な観光スポットたっぷりな北陸地方。晴れた日に美しい景色を楽しむための、2023年の北陸地方の梅雨明け予想をお届けします。
気象庁の1951年~2018年までの過去68年間のデータによると、北陸地方の最も早い梅雨明けは2001年の7月2日、最も遅い梅雨明けは、1991年の8月14日でした。
過去68年間で7月上旬に梅雨入りした年は5回ほどありますので特別珍しいとは言えませんが、7月下旬以降の梅雨明けが比較的多くなっている直近10年間と比較すると珍しいケースと言えるかもしれません。
また8月中旬に梅雨明けした年は68年間で1度きりであり、こちらはとても珍しいことがわかりますね。
さらに北陸地方の梅雨明け時期の分布を詳しく見てみると、
・7月上旬(7/1~7/10)に梅雨明けしたのが6回(全体の9%)
・7月中旬(7/11~7/20)に梅雨明けしたのが25回(全体の38%)
・7月下旬(7/21~7/31)に梅雨明けしたのが27回(全体の42%)
・8月上旬(8/1~8/10)に梅雨明けしたのが6回(全体の9%)
・8月中旬(8/11~8/20)に梅雨明けしたのが1回(全体の2%)
となっていて、7月中旬に梅雨明けした年は25回で38%、7月下旬に梅雨明けした年は27回で42%、8月上旬に梅雨明けした年は6回で9%となっており、7月中旬~下旬にかけての梅雨明けがとても多いことがわかります。
平年では7月24日頃に北陸は梅雨明けしており、わずかに7月下旬の梅雨明けの割合が多いことから、北陸地方に旅行に行かれる際は8月に入ってからが良さそうですね。
これらのデータから北陸地方の梅雨明けを予想すると、2023年は7月17日から7月31日くらいになりそうです。
北陸地方の2023年の梅雨期間の傾向は?
国民の幸福度1位に輝いた福井県。世界規模の恐竜化石の宝庫として有名な恐竜博物館、雲海が絶景の越前大野城など1度は訪れてみたい名所が多くあります。せっかくなら晴天の日に旅行を楽しみたいですね。2023年の北陸地方の梅雨期間の傾向をみてみましょう。
気象庁の1951年~2018年までの過去68年間のデータによると、北陸地方の最も短い梅雨期間は1958年の11日でした。この年は最も梅雨入りが遅く、平年より2週間早い梅雨明けであったため梅雨期間がとても短くなりました。68年間で梅雨期間が20日以内だったのはこの1度きりであり、とても珍しいことがわかりますね。
また最も長い梅雨期間は1956年と1991年の65日でした。1956年は最も梅雨入りが早く梅雨明けは平年通り、1991年は最も梅雨明けが遅く梅雨入りは平年通りとなっており、梅雨期間がとても長くなりました。
68年間で梅雨期間が60日以上だったのはこの2度きりであり、とても珍しいことがわかります。
そして梅雨期間が20~29日だったのは6回、30~39日だったのは24回、40~49日だったのは24回、梅雨期間が50~59日だったのは8回となっています。また、北陸地方の平年の梅雨期間は41日程度となっています。
これらのデータから北陸地方の梅雨期間を予想すると、2023年は35日~50日くらいになりそうですね。
まとめ
2023年の北陸地方の梅雨入りと梅雨明け、梅雨期間の予想はいかがでしたか?日本海に面していることから新鮮な魚介類が楽しめる北陸地方。ブラックラーメン・8番らーめん、越前そば・へぎそばなど麺類のグルメも充実しています。北陸新幹線をご利用の際は、ぜひ梅雨予想を参考にしてみてくださいね。